himitsu kessha codomo A

あんたと初めて会った夜も　こんな暑い夏の事だった
安いバーボンに二人愛を溶かし
酔いつぶれ夜明けまで求めあった

「好きよ」だなんて言葉　いらないくらいだった
二人の為に夏がある気がした

あんたが死んだって聞いた夜も　こんな暑い夏の事だった
安いバーボンに一人涙落とし
あたしだけが「ゆるり」時を重ねてゆく

「好きよ」だなんて言葉　いらないふりをしてた
夏がくるたび「ほらね」泣いちゃうけど

あんたに会いに行こうかなぁ
あたし一人じゃ駄目みたい

もう一度抱いてほしいから
もう一度あの夏に
もう二度と離れたくないから
あたしも逝くね